2012年07月

2012年07月24日

イチロー背番号は「31」

マリナーズのイチロー外野手(38)が23日、トレードでヤンキースへ移籍した。同日、両球団が発表。マリナーズへはマイナーの2投手が移籍する。

 イチローはこの日、シアトルで会見。スーツ姿で登場し、「少しでもヤンキースの力になりたいという思いでいっぱいです」と意気込みを語った。

 新天地での背番号は「31」に決定。会見では「51は特別な番号だが、ヤンキースではボクの方からお断りというか、とてもつけることはできない」と、あこがれだった名外野手のバーニー・ウィリアムス(43)がつけていた51番以外を希望し、「新しい番号を自分のものにしていきたい」と話した。


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2012年07月01日

ウィンブルドンテニス3回戦、錦織はデル・ポトロにストレート負けを喫した

「いいプレーもあったが、全体的にサーブが入らず、安定感がなかった。それがこういうスコアで負ける結果になった」

 ウィンブルドン第6日が行われた6月30日、錦織圭(日清食品)はすっかり気落ちした様子でフアン・マルティン・デル・ポトロ(アルゼンチン)との3回戦を振り返りました。試合は3−6、6−7、1−6で錦織のストレート負け。風の影響もあってトスが安定せず、ファーストサーブが入らなかった、と錦織は語りました。

 サーブのスタッツ(統計)はそこまで悪くなかったし、全体としてプレーは悪くなかったと思います。しかし、サーブにしてもそうですが、常に違和感を抱えながらの試合のように見えました。ポイントを取っても、リズムに乗れない。流れがつかめそうで、つかめない。そんな試合でした。

「彼のボールは深いし、重い。深いところに入ってきた時には、自分から攻められず、コースを変えることもできなかった」と錦織は話しています。

 クオリティーの高いラリーが何本もありましたが、どちらかと言えば、デル・ポトロが好むペースでの打ち合いでした。もちろん、錦織が支配しているラリーでは、彼らしい攻撃の組み立てが見られました。しかし、本来はもっと自在な、もっと自由なラリーのできる選手です。

 それを許さなかったのがデル・ポトロの深くて重いボール、そして、錦織が抱えていた違和感なのだと思います。「スライスなど、なるべく低いボールを使ったり、コースを変えたりしようと思っていた」と錦織は言うのですが、風の影響もあって、その作戦を実践する機会は限られていました。

■錦織にアゲインストの要因がそろった試合
 苦手意識も違和感の要因でしょう。これまで2戦2敗。初対戦の2008年全米オープン4回戦では、3−6、4−6、3−6と完敗し、「どうやったら勝てるか、すきが見つからない」と嘆いた錦織。相手はトップ10プレーヤーなのだから「苦手意識」という言葉は正しくないのかもしれませんが、決して好きな相手ではないのでしょう。

 錦織にアゲインストの要因がそろった、この試合。もちろん、故障で2カ月も実戦から離れていたことや、2試合をこなし、右足首など体のあちこちに不調を抱えていたことも目に見えないハンデとなったでしょう。まるで、サイドブレーキを引いたまま走っているような試合でした。

 不運もありました。第2セットのタイブレークでは相手ボールのネットインで、相手に流れが傾いたのです。

 ただ、それもまたテニスです。

 第2セットのタイブレークを錦織が制していたら。風がなく、錦織がもう少しボールを散らすことができていたら――。当事者ならぬわれわれには、そんな夢想も許されるでしょう。

 当のデル・ポトロも会見で「彼(錦織)があのセットを取っていたら、僕たちは今もまだ試合をしていたはずだよ」と話しています。「彼を倒すには3セット続けて取ってしまうことが重要なんだ」というのです。

 世界ランキング9位の選手を、そこまで警戒させるのが錦織です。この日は「彼の日」ではありませんでしたが、あらゆる要因がプラスに作用し、デル・ポトロのような強豪を破る日は必ずやって来ます。


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