2012年09月

2012年09月17日

錦織まさか残留失敗/デ杯

<男子テニス:国別対抗戦デ杯ワールドグループ(WG)入れ替え戦>◇最終日◇16日◇東京・有明コロシアム◇シングルス2試合

 日本が通算2勝3敗でイスラエルに敗れ、来年のアジアオセアニアゾーン1部への転落が決まった。第1試合で、初日に右肩痛で欠場した世界16位の錦織圭(22=日清食品)が4時間31分の死闘の末に、5セットで同98位のセラに勝ち、2勝2敗のタイとした。しかし最終試合で、同53位の添田豪(28)が4セットで敗れ、日本は力尽きた。

 世界ランク以上の力が出る団体戦の怖さに、日本が敗れた。坂井利郎監督は「誤算だった」とくちびるをかんだ。初日と合わせて、相手のNO・2で世界223位のワイントラウブに2敗。添田が「あれで200位台とは信じられない」というミラクルプレーで、息の根を止められた。

 第1試合では錦織がエースの意地を見せた。第2セット序盤で左足にけいれんが起き、セット1−2とリードを許した。しかし「このまま終われない」と不屈の闘志で逆転勝ち。最後はフォアのリターンエースを決め、両手を突き上げた。

 流れは日本にあった。しかし、最終試合でワイントラウブの時速200キロを越えるサーブと、すべてをハードヒットするショットが火を吹いた。第3セットに右足がけいれんを起こしたが、第4セット第1ゲームで降雨で約30分中断。その間に復活し、運にも助けられた。

 結果的には、錦織の初日の欠場が響いた。シングルスに出場した両国代表5人のうち、世界ランクの上位3人は日本選手。しかし、最も低いランクのワイントラウブに2敗した。坂井監督は「これがデ杯」とうつむいた。


nisikori916

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2012年09月11日

マリーが四大大会初V 男子単の英国勢で76年ぶり

テニスの四大大会最終戦、全米オープン最終日は10日、ニューヨークで行われ、男子シングルス決勝はロンドン五輪金メダルで第3シードのアンディ・マリー(英国)が2連覇を狙った第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を7−6、7−5、2−6、3−6、6−2で破り、四大大会初優勝を果たした。同種目で英国勢の四大大会制覇は1936年の全米王者のフレッド・ペリー以来で76年ぶりの快挙。
 5度目の四大大会決勝進出となったA・マリーは全米の決勝で史上最長記録に並ぶ4時間54分の接戦を制し、優勝賞金190万ドル(約1億4820万円)を獲得した。同種目で五輪と全米の連勝は史上初。
 ジョコビッチは1月の全豪オープンに続く四大大会通算6勝目はならなかった。


maray55


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